落とし穴!CSSの使い分けは慎重に!

CSSのファイルは複数に分けることができます!

カスケードスタイルシート(CSS)は複数のファイルに分割することが可能です。例えばサイト全体のスタイルを定義するファイルと、一部のコンテンツだけに用いたい特殊なスタイルを定義するファイルといった具合です。一部のコンテンツを表示するページのhtmlのみ、二つのCSSを読みませればいいのです。
CSSを必要に応じて分けることによって得られるメリットは、「特に必要としないにも関わらず、スタイルを読み込ませることでかかる時間の短縮」や「長すぎるCSSを読みやすく、修繕しやすくできる」などがあげられます。小さなサイトであれば気にならないかもしれませんが、技巧をこらしたデザイン性の高いサイトのCSSは数千行に及びます。後々のことを考えれば、CSSを複数に分けるということは適切な手段と言えるでしょう。

CSSを分けてしまっために起きる失敗!

CSSを複数に分割する方法においてメリットが多いことは事実ですが、思わぬ失敗を招く恐れがあります。それは、複数のファイルに分けたことで、反対にメンテナンス性が下がってしまうことです。特にサイトを作り始めた頃は、「ここまでのCSSが共有で、これは限定的な部分」といった判断が難しいケースは珍しくありません。とりあえず完成することができても、サイトのデザインを大きく変える時などに、それが思わぬ手間となりがちなのです。また、どこをいじれば良いのか分からなくなってしまい、サイトのデザイン崩れを招いてしまうことも珍しくはありません。
ルールを決めて運用をし始めることが大切とは言え、ルールを定義するノウハウも実践していくうちに身に付くことも多く、最初から理想的なものを作るのもまた難しいでしょう。慣れないうちは一気に分割するのではなく、スタイルの要素ごとに分離させるか否かを考えていく方がよいでしょう。